紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「フラワーアレンジメントで異文化交流?」じぶんフラワーアレンジメント力育成教室【2020年7月の学び】

おはようございます。紫月です。

今日でブログ開始、1か月になりました。

何かに夢中になると、あっという間に時間が過ぎますね。

ブログを開設する決意をし、色んなことを試して学んだ充実の1か月でした。

 

今日は、近所のフラワーアレンジメント教室で教わったことに基づき、華道などとの比較から、私の気づいた点をお話ししていきます。

今回のアレンジのテーマは“半球のドーム状にアレンジする”です。

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半球状に活ける

 

≪目次≫

  

【日本文化との共通点を発見!?】

華道では、硬い針が集まった剣山に挿して花を活けますが、フラワーアレンジメントでは、水を吸収させたオアシスという固い豆腐のようなものに花を挿していきます。

今回は、オアシスを正方形になるように、包丁で切って、四辺を切り落として面取りしたあと、包丁の背で、オアシスに目印をつけました。

 

この印のつけ方に軽い感動を覚えたんです!

つける印は、正方形の対角線を結び、その真ん中に縦線を1本引く「*」アスタリスクのような印。でも、先生に言われたのが、「漢字で水と書くように…」という言い方だったんです!

 

アスタリスクとか、×印を書いて~とか言えばいいはずですよね。私の勝手な憶測ですが、「水」と書くと思うことで、水を吸って綺麗に咲き続けますように、という願いを込めているのではないかと感じました。ただの記号を文字に見立てて意味や気持ちを込めようする感じ、素敵です!そして、この感じ、どこかであったなと思いだしたら、そう!茶道でも同じような作法がありました!

 

茶道でも、お茶碗を清める際に、お茶巾でお茶碗の底に「ゆ」の字を書いたり、お茶をたてる最後に茶筅で「の」の字を書く作法がありました。私はこの文字を書いている瞬間の作法が好きで、美味しくなりますようにと心を込めながら文字を書いていました。

 

文字を書くという行為は、気持ちを込めるということとつながりやすいのかもしれませんね。フラワーアレンジメントは日本独自のものではないと思っていましたが、文字1つ1つに意味を込めるという日本らしさを感じた瞬間でした。

 

【西洋と東洋の違いもある!?】

今回使用した花材は、オレンジ色の大き目なカーネーションと、薄ピンクの小さ目なカーネーション、そして、白い細かな花が沢山あるスターチスに、緑のツヤツヤの葉のレモンリーフでした。

 

まず、花弁が閉じ気味のカーネーションを見栄えが良くなるように、指で優しく広げました。私が今までやってきた華道の経験の中では、花をいじることはせず、そのままの花を使ってきました。このように花に手を加え見栄えをよく使用とする人工的な感じに西洋な感じ、ありのままの自然を愛する感じに日本らしさを感じました

 

1番綺麗だと思う花を「フォーカスポイント」として選び、先につけた印の中心点に、垂直に挿します。 

華道でもそうでしたが、フラワーアレンジメントでも、花器の1.5倍の長さになるように花材を活けるそうです。オアシスに挿すのは、2、3センチなので、その部分を含めた長さに切ります。

 

以前の体験でも教わったのですが、フォーカスポイントにすると決めた花より、他の花の長さを長くしないのがポイントだそうです。草月流の華道でも、中心となる「真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)」の花よりも、他の花は短くしていたので、似ているなと思いました。

 

花材を切る際は、茎に対して垂直にまっすぐに切るのではなく、斜めに切ります。これも華道とも同じでした。華道の際は、水の中で切る水切りをしていましたが、今回はしていませんでした。きっと、スペースや時間があれば、水切りをした方が、花が良く水を吸うのではないかと思いました。

 

一番綺麗に見える活ける向きを考えて、切っていくのがいいはずですが、なかなか難しいです。

 一度切った花は元には戻らないので、慎重に切ります。この切る瞬間が醍醐味の一つで、これが好きなのですが、私は華道の時から緊張してモタモタしてしまいます。早く慣れて思い切りよく切れようになりたいです!

 

【人工的にプラネタリウムのように活ける!?】

印の中心に垂直に挿したフォーカスポイントを全ての軸にして、プラネタリウムのドームを作るように、花で半球状にアレンジします。

 

初めてのアレンジだったので、一番基本の方法なのだと思います。一度方法を学べば、誰でもいつでも簡単に同じように活けられるというのが良い点だと思いました。なぜかというと、その活け方が感覚的なものではなくて、論理的・人工的だからです!

 

オアシスには、覚悟を決めて1度で挿します。何度も挿すと穴が開いてしまって、うまくさせなくなったり、挿さずに開いてしまった穴の見た目が良くないからだと思います。このアレンジ方法を知っていれば、どう挿せばいいのかなとそんなに迷うことなくどんどん挿していけるのが魅力だと感じました。

 

華道の時からそうだったのですが、初めの頃は、どれをどう挿せばいいか、全くわからないんです。でも、一度この方法を学んでおけば、花材が変わっても、応用が利くと思いました。 

 

真上から見て「*」の印と同じになるようにします。オアシスの側面に、フォーカスポイントと垂直になるように、花器に茎がついて乗っかるくらいの場所に、6方向から挿します。

 

時々床に花器をおいて、活けた花が上から見て「*」の形になっているか確認して、飛び出ていたり、奥まっていたりした場合は、上から見ながら長さを調節します。

 

フォーカスポイントの花と、側面に挿した花が、ちょうど90度になっているので、その2つの花のライン上、真ん中あたりに45度の角度になるように挿します

 

床に花器をおいて、上から眺め、空いているところに隙間を埋めるように残りの花をどんどん挿していきます。

この辺の挿し方のセンスが鍵だと思うのですが、正直よくわからないので、同じ花が固まらないように、隙間ができないように、バランスを考えながら挿していきました。

 

花でオアシスが見えなくなるように活けられればそのままでいいと思うのですが、今回は大きな半球状になり、花が少なめで、オアシスが良く見えてたので、オアシスを隠すために葉を用いました。

葉が1枚ずつさせるように、枝ぶりを見ながら、挿す部分を考えて、切り、今まで挿した花たちを押しのけながら、オアシスを隠すように、葉を挿します。これも華道と同じで、花器を一周ぐるっと回してみて、どこの位置で見ても、オアシスが見えなくなるようにしました。

 

【子供と一緒に家で楽しく活けるには】

花をもっと短くすると、花が詰まって見え方が変わるので、家で短くしてやってみてとのことだったので、早速家で子供と一緒にトライ!

 余ったオアシスとお花、私が活けていた花を自由に使わせ、家にあった小さな籠を使って、子供と一緒にアレンジをしました。

 

「どうやればいいの?」と聞いてきたので、習ったやり方を復習するように、ドーム状に活ける流れを簡単に教えつつ、ワイワイ私の方の花を取って楽しみました。何だかよくわからない形になってしまいましたが、花はそれだけで可愛いので、楽しみながら綺麗だなぁと思えるようになれば、それでベストだと今は思っています。

 

テクニックも重要ですが、実際には、花器の大きさにとらわれすぎず、花材の量なども考えながら、活けるのが綺麗に見えるコツなのだと思いました。

 

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オアシスを触って乾いていて、色が薄くなっているタイミングで、水を注ぐのが正しい、水のあげ方だそうですが、子供は水をあげるのが楽しいらしく、「今日は水あげないの?」と聞いてきました。毎日コップたっぷり、周りにあふれるまであげてしまっているので、数日で少々匂いが出てきてしまいました。

細い管がついている専用の水差しがあるようなので、一緒に学んでいる生徒さん教えてもらった、100均か無印良品の水差しでも買ってこようと思います。

 

【終わりに】

フラワーアレンジメントの方法を学ぶことで、文化の違いや共通点に気がつけるとは思ってもみませんでした色んなことをやると、色んな方向から気づきが得られていいなぁと感じました。引き続き、興味のあることに色々チャレンジしていたいと思います。

コロナ禍で次もお稽古ができるのかわからないところもありますが、フラワーアレンジメントに関する学びがあったときに、またブログに書いていきたいと思います。