「書きたいものを知るために、何をする?」じぶん作家養成教室【参考書紹介編2】
おはようございます。紫月です。
前々回の記事で、小説を書き始めることを決意しました。
そして今、前回紹介したように、小説の書き方の本を読み漁り、小説を書き始める際の初めの一歩の方法を模索しています。
今日は、その一歩を踏み出すのに役立った本、
『「物語」のつくり方入門 7つのレッスン』(円山夢久著 雷鳥社)を紹介します。
この本は、私が小説を書きたいと意識しだした、この前の冬に買い、一度目を通した本です。その時は、小説ってこんな風に組み立てられているんだと、小説の新しい見方を知ることができた、読み物として楽しい本といった印象でした。
ですが今回、実際に自分で書き始めようと意識した後に、もう一度読み返してみると、具体的に、何をどうすれば、ストーリーや登場人物を作れるかがわかる、とても実践的な本でした。
やはり、本も知識も、必要な時に手にするのが一番ですね。
“読まなきゃいけないから読むのではなく、どうしたらいいか知りたいから読む”
その読みたいという意識に従っただけで、たくさんの知識を得ることができました。
努力をしなくても、自然に自分の頭に学んだことが残り、実践につなげることができるぞ、という気持ちが沸いてきました。
この本で一番印象に残ったのは、
「初心者のうちは、0から1を生み出そうとするより、1を1‘にすることを考えたほうがうまくいきます。」
という言葉です。
全部1から考えなくていい。マネから始めるのでいい。
そう明言してくださって、とても安心しました。
このことは、他の小説の書き方の本でも、必ず触れられています。
そして、小説を書くことに限らず、ビジネスを始めるときや、運動、習い事など、新しいことを始めるとき全てに言えることです。
以前に受けて少し紹介した、伊藤健太さんの副業についてのセミナーでも、先人のマネをすることを強調していました。
地図をもって進まなければ、目標地点には到達できません。
地図がなければ、迷子になって時間がかかってしまいます。
では、小説を書くときにマネをすべき地図、基本となる1は何なのか。
それは、“自分が好きなお話”だそうです。
「これまで読んだり、観てきたりした小説・漫画・映画・ドラマの中から、気に入った作品のタイトルを思いつく限り書いてください」
「最低でも50、できれば100作品は欲しいところです」
という提案が本の中にありました。
自分が書きたいと思っているのは、自分が好きな話なはずです。
だとしたら、自分の好きな話がどんなものかということを明確にしておくのは、非常に意味があるし、むしろ、知らなければ書きようがないと思いました。
これから、私は、ブログの中で、私の好きな作品を具体的に取り上げて、好きな理由をお話していきたいと思います。
この本で述べられているように、紹介する際は、そのお話の骨格、つまり、プロットがわかるように意識しながら、紹介していきたいと考えています。
本が好きなので、書評ブログのようなものを書きたいと思っていました。
まずは、本の中でも、自分の好きなストーリーに特化して、自分の好きな作品を紹介していこうと思います。
紹介をしていく中で、プロットに意識を向けるので、自分で書くときにも役立つに違いありません。そして、何より楽しそうです。
昔読んだ懐かしい話が色々出てくるかと思うので、皆さんに、またその話を見たいなと思ってもらえるように、書いていきたいと考えています。