紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「資格取得と小説創作、両立できる?」じぶん作家養成教室【参考書紹介編7】

おはようございます。紫月です。

今日は、参考書として読んだ、鈴木輝一郎さんの『新・何がなんでも作家になりたい!』(河出書房新社から、また新たな影響を受けたので、どんな影響を受けたか、紹介したいと思います。

 

≪目次≫

 

【影響を受けたこと】

1 孤独を楽しめ!

この本は、先日紹介した『何がなんでも新人賞獲らせます!』の前に書かれた本でした。読む順を間違えたと思いましたが、それぞれ独立していたので、特に問題はありませんでした。

『何がなんでも新人賞獲らせます!』の方が、具体的なストーリーの作成方法や執筆手順が載っています。

 

今回読んだ『新・何がなんでも作家になりたい!』は、小説家の業界がどんな世界なのか、小説家はどんな環境、ツールを整えて執筆しているのか、そんな小説家の日常を垣間見せてくれます。

 

小説家は、楽しいだけではなくて、厳しい世界だなぁと思い知りました。

誰かに頼ったって、何も生み出されないし、怠けたりすれば作品の質に繋がって、読者にはすぐわかってしまうし、自分で頑張って、独りでもコツコツできて初めて成立する世界なのだと…。

 

兼業で書いているうちは、独りでできることなので、むしろ副業としてはやりやすいですよね。まぁ、時間との闘いでしょうけど。

本の中でも、デビュー前は「いい小説を書くよりも、いかに執筆時間を捻出するかのほうが難しい。」とありました。

 

このコロナ禍で、外に出るな、となって逆に、外に出るべきだというという無言の圧力から解放されて、気が楽になる面があったことに気がつきました。

私は、根っからのインドア派だったのだと。

 

ひたすら本を読んでも飽きない、独りで閉じこもっていてもあんまり苦痛でない、そんな人が小説家には多いのだろうなと、再認識しました。

だから、自分が小説家になろうと思っているのも、あながちおかしくはないと思え、少し安心しました。

 

この業界は、自殺者が多い。生きろ!

ということが書いてあり、それくらい辛いことも多いのだと、少し怖くなりました。

孤独を楽しめ、塞ぎ込んでも、思い詰めても、ちゃんと帰って来れる。

そんな人が、小説家として長続きするんだと思いました。

 

2 色々学べ!

小説家は学歴不問とよく言われますが、必要な知識の土台はそれなりの高いレベルのものが必要だということが、印象的で、ぐっと刺さりました。

 

資料を集める際は、一次資料に当たるのが大切だそうです。

歴史小説を読むにあたっては、古文や漢文の知識、外国人が書いたものを読むには英語、自分の作品を売るためにも、また、人を納得させる内容を書くためにも、経済学や経営学マーケティングの知識が不可欠です。

 

とくにギクッと思ったのは、英語の論文が読めるくらいの英語力が必要だ、といっていた部分です。

私はもう何年も英語には触れていません。

この前ちょうど英語の長文に触れたときに、さっぱり読めなかったことに危機感を覚えました。

 

やっぱり子供のためだけではなくて、自分のためにも英語は必要なのだ、英語に自信を持てるようになろうと決めました。

英語に触れる習慣をつければ、小説を書く土台を作っていることになるし、今の仕事でのスキルアップにもつながる。一石二鳥ではないかと思いました。

 

そんな思いも働いて、昨日、早速、気になってずっと視聴していた無料セミナーで募集していた、新しい英語プログラムに参加することにしました。

無料セミナーと言いながら、やっぱり宣伝なのだな、まんまと乗せられたという思いはないわけではないですが、ちょうどいいタイミングで、いい講座にであえたと、前向きにとらえようと思っています。

また、別の機会に、この英語プログラムを初め、私の英語環境がどう変わっていったのか、書いていきますね。

 

また、もう一つ刺激を受けたのは、鈴木輝一郎さんが、宅地建物取引主任者試験行政書士試験の合格者だったということ。

私も両方の資格を取得したので親近感が湧きました。

推理小説を書くなら、このレベルくらいの民法の知識は必須とありました。

推理小説を書く予定は特にないのですが、自分が結構苦労して勉強してきただけに、小説家ってやっぱりレベルが高いんだなぁと少し焦りを感じました。

 

そんな前提があって、自分が書く作品の主人公の履歴書を作っていました。

初めて書く長編の主人公なので、自分の理想像の女の子にしようと、高学歴で賢い、資格もたくさん持っている子にしてみました。

最近、自分が法務の仕事に携わっていて、法律に興味があるので、法学部出身で、在学中に宅地建物取引主任者試験行政書士試験はもちろん、社会保険労務士試験と司法書士試験に合格する設定にしてみました。

 

自分がいいなぁと思った子を作り上げたので、なんだか羨ましくなってしまい、鈴木輝一郎さんも法律の知識は必要と言っていることもあって、無性に社会保険労務士の試験にチャレンジしたくなってきてしまいました

 そして、その気持ちが高まり、社会保険労務士の予備校のページを漁り始め、資料請求をし出すまでに…。

 

空き時間は、執筆活動を優先して継続して行いたいから、資格の勉強などやめた方がいいのでしょうか?

英語を始めたりして、散漫になりすぎでしょうか?

他のことに時間を取られたら、執筆は進まないでしょうか?

 

確かに、他のことに時間を割けば、執筆時間が減るのは間違いないです。

でも、知識が増えれば、書ける範囲が広がって、新しい可能性も生まれるわけで…。

どっちを優先するのか、とても難しいと思いました。

 

正解があるわけではないですよね。

その人のスタンス、その人の好み、その人の考えによるわけで、まったくの自由なわけです。

自由時間の使い方の話なのですから。

 

登場人物の履歴書を作って、設定を考えていると、想定する企業や実在する学校、試験がどうなっているのかを確認する必要があります。

それが分かっていた方が、リアルさが増しますから。

でも、そういうことをやっていると、知らないことがあまりに多すぎて、学ぶべきことが膨大に出てきて、いつまでたっても書き始められないのではないかという、不安も芽生えてきました。

 

しかし、私は、新しいことを学ぶこと自体が、そもそもとても好きなので、このこれも調べなきゃという過程自体が楽しいです。

原稿を書くだけが小説を作ることではないということを、この本から学んでいたので、少し焦る気持ちは減りました。

 

中々執筆に到達できなそうなら、書く練習はブログで並行するし、調べるのに時間がかかるなら、コツコツ少しずつ、時間をかけてやる

遠回りしても、時間がかかっても、その回り道から得られる情報、知識は無駄ではないし、その過程を楽しもうと思うようになりました。

 

どうせ資料集めや設定作りに時間がかかるなら、他の勉強を始めて時間がとられたところで、時間が少し伸びるだけに違いない

そんな思いで、英語と法律の勉強は続けようと思いました。

 

3 書き続けろ!

新人賞に通るにも、プロとして生き残るためにも、書き続けること、途中で諦めてやめないこと、それが必勝法だとありました。

当たり前だけれど、これができない人が一番多いのではないかという気がします。

これができるかどうかで、自分の本気度が確かめられますよね。

 

昨日、無料セミナーで出会った、横山信弘さんの「絶対達成チャンネル」というYouTubeを見ました。

そこで、本気と遊びの違いは、かけたコストの量で分かるという話を聞きました。

 

私は、小説を書くために、お金を沢山かけて参考書、参考文献を手に入れているし、時間を割いて執筆活動の時間を作っているし、小説家のベースを作るために、英語や法律の勉強をしようと労力をかけている。

これを本気と呼ばなかったら、何なのだろうと、思うに至りました。

 

少なくとも、今現在、私は、本気で小説家になろうとしている。

小説を書くのに、無駄な経験は何一つないし、全ては自分が叶えたいことに繋がっている

 

だから、とにかく少しずつでもいいから、小説を形作るための活動を継続しようと決めました。

実際に文字を書く作業だけが、小説を書くということではない

色んな活動全てひっくるめて、書くということだ、そのことをこの本は、私に教えてくれた気がします。

常に書き上げることを考えて、ひたすら地道なことを積み重ねようと思いました。

 

【終わりに】

小説家になる道のりは、本当に人それぞれだなぁという気がしてきました。

小さい時から、学校の勉強そっちのけで、書いている人もいるだろうし、大学や専門学校やカルチャースクールで書く方法を学んでからプロになる人もいるだろうし、きっと私のように、本だけで学んで書き始めて小説家になった人もいるんだと思います。

 

その人にしかできない歩み方っていうのがありますよね

他の人が誰もそうしていないから、これでいいのかなと不安になることもあると思います。でも、その他の人と違うというところが、その人のウリであって、個性であって、一番魅力的なところではないかと思います。

 

多少小説の出来上がりが遅くなっても、私は、色んなことを学ぶことを楽しみながら、書き上げる道を選びたいなと思いました。

 

資格試験、上等!

英語習得、上等!

何が自分にとって、一番楽しくて、一番充実していると思えるのか

それを常に考えて、一番ワクワクする割合で、色んなことをやっていきたいと思いました。

まだ、社労士に挑戦するのか、完全に決めたわけではありませんが、こんなのダメだと制限することもないなと思えたので、またどうなるか報告できればと思います。

 

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