「FFS診断宇宙兄弟バージョンで、ベティ・レインになりました!」じぶん私発見教室
おはようございます。紫月です。
最近、自分に自信を持てないことが増えているためか、自分の強みを発見するツールに傾倒しているところがあります。
「ストレングスファインダー」や、「エニアグラム」で、自分の傾向を知り、そうだよね~、そうなっちゃうんだよね、と、自分のマイナス面を正当化しようとしたり、納得して落ち着きを取り戻そうとしたり、何だかいろいろとじたばたしています。
「ストレングスファインダー」や、「エニアグラム」での結果などについては、また別の機会に離したいと思いますが、今日は、「FFS理論」で分かった自分の強みと弱みについて紹介します。
≪目次≫
【自分の強み発見をしたくなったきっかけ】
少し前に本屋で目に留まって買ってしまった本が、『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれるあなたの知らないあなたの強み』(古野俊幸著 日経BP)でした。
一時期憧れていたアニメのキャラクターが宇宙飛行士を目指していたこと、『宇宙兄弟』の映画を見てとても感動したこと、本屋に立ち寄ったとき自分に否定的で落ち込んでいたこと、これらの要因で、この本に惹かれたのだと思います。
しかし、家に帰ってよく見て見ると、25ものキャラの個性が書いてあり、『宇宙兄弟』の漫画を読んでいないのに、こんなこと知ってもな、という思いが出てしまいました。
意気揚々と買ったくせに、買った直後にすぐに読まないという、よくあるパターンに陥り、積読の山に埋もれてしまいました。
そんな状況だった私が一辺、自己否定から中々抜け出せずに藻掻く中、藁をもすがる思いで自分の積読の山を見返していて再度出会ったのが、この本でした。
【FFS理論って何?】
この本によると、FFS理論とは、小林惠智博士が開発した、その人固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化するもので、「Five Factors and Stress」の頭文字をとった理論だそうです。
「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」の5因子で構成され、この組み合わせによって、その人が持つ潜在的な強みを客観的に把握することができるようです。
この本では、『宇宙兄弟』の主人公の南波六太が、保全性が高い「受容・保全・弁別」を持つこと、六太の弟の日々人が拡散性が高い「拡散・受容」の因子を持つことなどが書かれていました。
様々なキャラクターが出てくる中で、このように特性を分類して、それぞれの強みと弱みを分析していくのは、とても分かりやすくて、面白かったです。
各特性を紹介するにあたり、『宇宙兄弟』でのエピソードが紹介されていて、どれもいい人間関係を築くための気づきをもたらしてくれる、泣ける話ばかりでした。
『宇宙兄弟』の漫画を買おうかと真剣に思いはじめるくらい、どの話もとてもよかったです。
【FFS診断宇宙兄弟バージョンを受けた結果と感想】
5因子の解説は、本を読んでいただきたいのですが、日本人に多いのは、「保全・受容」という特性だそうです。
慎重で、周りの人と強調してうまくやろうとする感じですかね。
さて、自分はどうなのかと思い、本についていたアクセスコードを使って、Web診断してみました。80問の質問に5~10分ほど答えてみると…
私の特性を構成している因子は、
「拡散性・凝縮性・保全性」で
『宇宙兄弟』でいうと
「ベティ・レイン」という
男よりも“男らしい”最強シングルマザーのNASA宇宙飛行士、ということでした。
数少ない女性キャラになったこと、私の好きそうな意志の強い女性キャラになったことがなんだかとても嬉しかったです。
そして、診断結果に書いてあって驚いたのが、「このタイプの出現率:1.56%」ということ!
え?! 少なすぎじゃない? とビックリしました。
このタイプの特徴には、
自分の価値観にこだわり、周囲を蹴散らしながら邁進していくタイプ。敵を作りやすく、「孤高の人」になることもある
とありました。。
うぅ~ん、孤高の人になりがちだから、いつも孤独感を感じるのか?
受容性が低いから、人の気持ちがあまりわからず、寂しさを覚えるのか?
「凝縮・拡散」の特性を持つ日本人が少ないから、誰かとつながりたいと思うのか?
「拡散性」があるから、人と同じことはやりたがらない天邪鬼で、オンリーワンでいたいと思うけど、「保全性」があるから周りの目は気にするのか?
こういう特性診断にありがちな、どれにも当てはまる気がする病に陥り始めました。
ですが、そうそう!そうなのよ!としっくりくる項目は、やはり、この上位タイプに入っていて…。
自分の特性をどう判断して、どう活用すればいいのか、とても難しいなと感じたのですが、人の気持ちを中々理解できないと思っている私には、いろんなタイプの人の考え方を知るには有効だと思いました。
私は、一人で行動することも多いし、自分で決めたルールや約束は守らないと気が済まないし、自分らしくあることに価値を置いているし、他のキャラクターを見ても、なんか違うなぁというところがあったので、しっくりはきています。
でも、ベティ・レインは、「保全性」が高くなかったので、そこは違うなと思い、本の中に入っていた、簡易的な診断もやってみることにしました。
そうすると、上位3つの因子の出てくる順番が違って、「保全性・拡散性・凝縮性」となりました。
ほら!やっぱり日本人だから、保全性が高い!と少し安心したような気になりました笑
でも、保全性と拡散性は対極にあるはずなので、両方が上位にあるのは、少し珍しいのだろうなと思いました。
日本人では珍しい、拡散性と凝縮性の要素を少し持っているということで、少し周りと違うところがあるということが分かり、少しホッとした面もあります。
やっぱり、私は私なんだから、気にする必要はないと。
そして、どうも他の診断を見ても、対人関係に難ありという兆候があって、周りの人には受け入れられにくい面もあるので、そこは今後も意識していく必要があると。
自分で悶々としているだけでは気がつけない気づきを与えてくれる、という面で、こういう診断は役に立つなと思いました。
そして、小説などで様々なキャラクターを作ろうと思っている創作者には、人間の特性を知ることはとてもためになる気がしました。
キャラの特徴を考えるときに、このキャラはこの特性を持つようにすると初めから設定しておけば、物語に出てきたときの言動にブレがなくなってくる気がします。
たまには、こういうキャラも登場させてみようかと、自分だけでは作れなかったキャラクターを生み出すきっかけにもなると思います。
【終わりに】
こういう自分の特性を診断するのは、良いことを言われると嬉しくなる半面、マイナス面を指摘すると少し落ち込んだりもします。
でも、面と向かってマイナス面を指摘されることは実生活ではあまりないので、こういう面が今の状況を悪くしているのだなと、冷静に判断することができます。
マイナス面を受け入れて、改善していくのはなかなか難しいのですが、自分の課題として頭に入れておけば、何も知らない時よりは、少しはましに行動できるような気がしています。
でも、人間、本当に人それぞれなんだなと思います。
人間関係がうまくいかなくなったときには、こういう診断を活用して、自分を振り返り、自分はこれでいいんだ、もっと他の人とうまくいくはず、と思って、色々な診断を試してみたいと思います。
『宇宙兄弟』を読んだことがない人も面白いのでぜひFFS診断をやってみてください。
Web上で、簡易診断をできるものもあるみたいですよ。