紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「1人称を3人称に直してみる」小説執筆9週目 じぶん作家養成教室

こんにちは。紫月です。

 

新年度が始まりましたね!

新しい人との出会いにソワソワ、ワクワク。

教わる側だった職場での立場も、教える側に一転し、一時期教える側にいた昔を思い出して少し懐かしい気分。

新しさと懐かしさで高揚した、新年度の二日間でした。

 

そんな今週取り組んだ執筆活動も、昨年の夏に練習で初めて書いた短編小説を読み返すという、懐かしさを感じる体験をしました。

その短編を長編小説に組み入れようという作業を今回試みてみたのですが、道のりは長くなりそうで……。

 

今書いている長編も大分根幹部分に迫ってきているので、あともうひと踏ん張り。

頑張っていこうと思っています。

 

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道行く誰かを明るくする花みたいに、私の文も届くといいな

 

≪目次≫

 

【今週やったこと】

今週は、昨年の夏に書いた短編小説を、長編小説の1つの章に入れて書き直す、ということをしてみました。

 

夏に、とりあえず何か書いてみようと、3話分、プロットを考えて書いてみたんです。それぞれ短編なので、一話だけ読んでも楽しめるようには書いたのですが、今回の長編で出てくる登場人物の話を、断片的に書いていたものでした。

 

だから、長編を考えるときも、その短編の話をもとに、話を膨らませてストーリーを考えていました。その短編を活かして、長編に組み入れようと、今回、半年ほどたって読み返してみると……

 

案外、うまく書けている!!

 

という嬉しい事実が判明!

我ながら、イイ感じに書けているじゃないかと、感動してしまいました。笑

 

夏に書いた短編は、初心者は一人称から、というアドバイスを受け、一人称で書く練習をしたものでした。生まれて初めて小説を書いた第1話は、ちょっとぎこちなさがあり、固い部分があったのですが、第2話、第3話は、リズムもよく、赤を入れながら読もうと思っていたのですが、そんなことも忘れて、すっかり読みふけってしまいました。

 

自分の書いたものに、こうものめり込んで読むことができたなんて、驚きでした。笑

自分の作品を一番好きなのは自分っていうのは本当ですね。

懐かしさも重なって、泣きそうになってしまったのには、ビックリしました。笑

 

第2話も、第3話も、書き上げたらそれで満足してしまっていて、第一稿で終わってしまっていたものだったのですが、それにしては良く書けていました。自分でいうのもなんなんですが。笑

 

結構いけるくちかも、と希望がうっすら湧いてきたのは嬉しい限りです。

ぜ~んぜんダメ!と思うよりは、絶対にいい兆候ですよね。

とりあえず、自分という人間一人は楽しめる作品ができていた。

その紛れもない事実は、自身の自信向上に大きく繋がりました。やる気が出てよかったです。

 

ですが、問題はその先にあったんですよね~。

 

【今週見えた課題】

1 1人称で書いたものの良さを残しつつ、3人称にどう変換するか

私が今回、昔の作品を呼んでいいなと思ったのは、一人称で書かれた、独白タイプの作品だったからなのかなぁ、という可能性を感じてきたんです。

 

私は、人が悩んだり、落ち込んだり、苦しんだりする過程や、誰かが人をたまらなく好きになってしまって我慢できなくなったり、悶々としている様子がとても好きなんです。

 

だから、その色んな感情が渦巻いている人物の内面が分かりやすい、心の声が沢山出てくるような一人称の書き方が、もしかしたら好きなのかも……。

そんな思いにとりつかれ始めました。

 

思い返してみれば、大のマンガ好きの私が特に好きな場面って、男の人が、漏らす心のセリフの場面が大半!笑

 

か、かわいい……

とか、

や、ヤバい……

などなど、そんな感じの普段は聞くことができない、男性陣の心の声が聞ける漫画が好きみたいで……。(具体的な漫画は、後日ゆっくり紹介したいです!)

 

夏に書いた1人称の一つが、男性目線で書いてみたものだったのですが、それが異様に自分に刺さってしまって、驚きました。笑

 

自分の嗜好が明らかになった今、これをなんとか残し、反映しつつ、作品に取り入れていきたいと思っています。

ですが、三人称にしたら、説明チックになる部分が増えて、面白みが半減するんじゃないか……。そんな不安に取りつかれています。

 

折角書いた1人称でのめり込めた世界観を、3人称に変換していくときにどう残しながら、またいい感じで書けるのか。それを考えていく必要があると思いました。

 

でも、方法は不明です。だから不安なんですよね、きっと。

 

2 一から書いた方が早い?という疑念とどう戦うか

これまで長編は主人公の女性目線で書いてきていました。ですが、男性目線で書かれたものの良さを知ってしまったので、これをどう修正していけばよいのか、ということに、今とても悩んでいます。

 

話の流れはもうわかっているので、一から書き直した方が早いのか。

せっかく作った良い言い回しがあるのだから、それを活かしながら修正をするのか。

 

今は修正をする方向で考えているのですが、なかなか修正が進まないと、一から書けば~という囁きに惑わされそうです。

 

【これからやること】

1 とりあえず、前に書いたものを活かして、長編に取り込んでみる

前に書いた短編の時とは、設定が変わっていたりした部分があったので、そこを修正して、長編の流れに合うように、まずは変えてみます。

 

前に書いた短編では、1つ1つのことをしっかり調べていて、描写が細かく、調べぬかれているなという印象を受けました。

今書いている長編の方は、とりあえず先に進めようということが先行していて、深みがない気がしています。ですが、私もしっかりやればできるということを確認できたのは本当に自信につながりました。

 

短編レベルの細やかさを長編にも持ち込む。

 

この先の目標が確認できたので、先に短編を書くという経験をしていてよかったと思いました。校正にはかなり時間を要しそうですが、短編を活かして書ける章だけでも、中身の濃い書き方で修正をして、その他の章は、この章と同じレベルになるように、肉付けをしていこうと思いました。

 

2 ボリュームが増えてきて規定量に収まらなそうなので、カットしてみる

短編では、長編の1つの章にあたるくらいのボリュームがありました。それを今回、そのまま1章として使うところと、短編の2話を1つの章に再編成しようとしているところがあります。

 

泣く泣くカットせざるを得ない場面が出てくると思うので、それは残念です。でも、そのエピソードを他に回せると思えば、ネタは減りません。

また、カットをする段階で、編集をする技術みたいなものも習得できるのではないかという期待もあります。

 

長編の後半部分に差し掛かっていて、長編全体のボリュームも意識しないといけないところまでやってきました。

投稿時の既定の量に収まらなそうな予感があるので、今回見せたいシーンと、次の機会に回してもいいというシーンをうまく選別して、長編をまとめていこうと考えています。

 

【終わりに】

今週、図らずも過去の自分の作品を読むということを行いました。

もっと、なんだこの駄作は!と思うのかと思っていたのですが、案外普段読んでいる本と同じようにスラスラ読めて、のめり込んでしまっている自分がいたので驚きました。

 

少し時を経てから読み返してみるというのも、楽しいですし、発見があるのでいいですね。

 

当時の自分が頑張っていたことが、文章から伝わってきて、過去の自分からエールをもらっているかのような、少し不思議な気分になりました。

 

きっと、今書いているこのブログも、未来の自分が見たときに、何か影響を与えるんじゃないかという気がしています。

 

自分の思いを綴るっていいですね。自分も含め、誰がいつ見るか分からない文章ですが、その時感じたことを記録していることで、誰かに影響を与えられる可能性がある。なかなか良い社会貢献ではないかと思いました。

 

書いていて楽しい自分。

昔の自分に励まされる自分。

私の記事で喜んでくれる誰か。

 

商売の三方良しみたいな感じですね。そのことを意識しながら、これからも執筆活動やブログを書くことを続けよう、そう思った一週間でした。

 

今日もありがとうございました!