「バーティカルにアレンジする」じぶんフラワーアレンジメント力向上教室【2021年4月の学び】
おはようございます。紫月です。
今月の、アレンジメントのテーマは、バーティカル!
英語の単語のイメージがすぐに思い浮かばなかった私は、またも映画の一部を思い出しました。
バーティカルといえば、そう、「バーティカル・リミット」という雪山の映画!
確かに映画館に見に行ったはずなのですが、名探偵コナンの雪山の映画と、映像と話がごっちゃになっていて、記憶が定かではありません……
確か雪山の溝みたいなところに、ストンと垂直に落ちていって、助けを待つというものですが……。
死ぬか死なないか、みたいな、そんな恐ろしいハラハラドキドキのパニック映画を何で見に行ったかは、分からないんですが、あの断崖絶壁を作るような、「垂直」(バーティカル)のイメージでアレンジしていきました。笑
アレンジ方法は、今までの中で一番細かくて、難しいと感じるものでした。
目指す最終形は、円錐を縦半分に切ったような形。
後ろが断崖絶壁で、前に円錐が張り出しているイメージです。
まず、立方体に切ったオアシスの上面に、包丁で印をつけます。
十字に印をつけたら、十字の横線の上と下にまた等間隔で二本横線を引きます。
そしたら一番上の真ん中の交点に、花器の二倍くらいの一番長い高さで、花を挿します。
このとき注意した方が良いのは、花が小さめな軽やかな花を選ぶこと!
私は初め、花の大きいカーネーションを選んでしまったのですが、縦にすっと伸びるようなアレンジの時は、先っぽにあたる先端はあまり目立たないものの方が、縦長に見えることが分かりました。
一つ花が変わるだけで大分印象が変わるんですね!
凄くインパクトがあったので、次から気をつけようと思いました。
一番手前の真ん中に、さっきの花の四分の一の長さの花をテーブルと水平に挿します。
その2つの花のラインに収まるように、フォーカルポイントを一番下の中央の交点に、初めの花の半分くらいの長さで挿します。
一番初めの花の五分の一の長さで、一番初めの花の左右に斜めに挿したら、あとは、これら5本の花の先端のラインに収まるように隙間を埋めて完成です!
正面から見ると、二等辺三角形になるので、「トライアングル」というアレンジに似ているそうなのですが、「トライアングル」との違いは、「トライアングル」を習ったときにお伝えしますね。
今回使った花は、カーネーション、トルコギキョウ、デルフィニウム、スターチス。
スターチス以外は、何度か登場しているので、花言葉をブログにも載せているはずなのですが、ちっとも思い出せませんね……。
でも進歩したなと思ったのは、「デルフィニューム」と花の名前を聞いたら、「あ、ドルフィンが語源の青い花だ!」と花の由来を思い出せたこと!
何度も調べたり、読んだりしているうちに、定着することもあると思うので、今月も『美しい花言葉・花図鑑』(二宮孝嗣著、ナツメ社)で花言葉を調べて書いておきます。
というサイトで調べてみました。
何で永久不変なのかな~と思って先を読んでみると、どうやらドライフラワーで使われる花だからだと!
どうりで納得!アレンジしてから1週間たった花を見ていて、私も思ったんです。この花、なんか乾燥してカサカサいってるけど、ピンク色はそのままで綺麗だなぁと!
ドライフラワーになっても色あせないところがこの花の魅力だとか。
そして、このピンク色の部分は、花ではなくて萼(がく)だそうで、花はその内側にある、白い部分。
アレンジした翌日、小さな白い花が次々咲いてきて、本当に可愛らしかったんです。
夜空に星が浮かぶように、ちりばめられた星から「スター」という名が来たのかなと勝手に想像していたのですが、それはハズレ。
ギリシア語の「statizo(止める)」が語源で、薬草として、下痢止めに用いられてきたことに由来しているらしいから、ビックリです。
星だと思ったら、下痢止めのストップ的な言葉だったとは!
またもや色んな知識がついて面白くなりました。
花は種類が多いので名前を憶えていくのは少し大変ですが、語源から覚えていくと、印象的なものが多いので、案外覚えやすいものですね!
また来月もどんな発見があるのか楽しみにして、新たな花と出会えるといいなと思います。
今日もありがとうございました!!