紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「小説家になる方法」小説執筆16週目 じぶん作家養成教室

こんにちは。紫月です。

半袖で過ごせる日が増えてきて、夏が大分近づいてきましたね。

あと一週間で5月も終わりです。

私もそろそろ誕生日を迎え、新しい年齢になります。

自分の目標としていた、小説提出期限も目前に迫っています。

私の小説執筆生活もいよいよ佳境です。

今週したことを振り返って、新しい年齢を良い気持ちで迎えたいと思います。

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誰も見てくれなくても、一人で淡々と咲ける人になりたい

 

≪目次≫

 

【今週やったこと】

今週は、校正の1回目を終えた第2章と、第3章をパソコンに打ちこみ、第4章と第5章の校正を終えました。

毎朝早起きをして、少しでも校正を進められたので、ただそれだけで満足感が高い一週間でした。

 

それに加えて、土日の空き時間でしたことは、『響 小説家になる方法』(柳本光晴著 小学館という図書館で借りたマンガを8巻まで読んだことでした。

今週は、この作品から、色々と影響を受けたので、そこから感じたことについて、書いていきたいと思います。

 

【今週見えた課題】

1 面白くないと言われても書き続ける勇気があるか

『響 小説家になる方法』は、文学の天才的な才能を持つ、滅茶苦茶な性格の女子高生、響が、周囲の人々と関わりながら、世間を騒がせていくというお話です。

小説家というのは、変わっている人が多いと言われますが、その中でも、響は特別に異常なんです。

そのぶっ飛んだ言動に周りの人が感化されて、何かが少しずつ変わっていくという物語です。

 

色々な小説家がでてきて、その一人一人に物語があり、小説家になる方法は、本当に千差万別で、一人として同じ流れで小説家になるわけではない、そんなことを教えてくれる作品のように私は思いました。

 

そんな中で、特に印象的だったのが、響が「おもしろい」小説を書く小説家には好意的で、「おもしろくない」小説を書く小説家には、とにかく辛らつだということ。

 

どんなに昔の作品が面白くても、「おもしろくない」作品を世に送り出すと、世からの評価は、一瞬で地に落ちる。世間の評価だけでその人自身が評価されるわけではないと分かっていても、「おもしろくない」この一言だけで、人格を否定されたような気分になる、この世界は、そういう厳しい世界だということに、改めて気がつきました。

 

響みたいにずば抜けた才能がない凡人は、人様から「おもしろい!」といわれるまでに、凄く時間がかかるのだと思います。

 

「全然面白くないね!」

 

そう言われても、凹まずにいられるか。

書き続けられるか。

どうしたら面白くなるかと、次にすることを考えられるか。

そこが、小説家になるためには、まず超えるべき関門なのだと思いました。

 

2 何のために書くのかをはっきりさせる

響も小説を書くのは大変だと言っていました。

だけど、そんな思いをして書くのなら、どうして面白いものを書かない?

ということを言っていました。

 

面白いってなんだろう?

 

自分で小説を書いていると、本当にそれが分からなくなります。

今書ける精一杯のことを書いているから、それが他の人から見て面白いのかどうかわからないんです。

少なくとも書いている自分は楽しい。

でも、そんな一人よがりのものが、他の人に楽しいものになっているのか?

本当によく分かりません。

 

そういうのをハッキリさせるために、投稿したり、誰かに読んでもらう必要があるのでしょうね。

 

響がなんのために書いているの?と聞く場面がありました。

この作品は何が言いたかったの?そんなことも聞いていました。

 

何か伝えたいものがあるから、書かずにはいられなくて、時間を沢山使って書いているんです。でも、目の前の作業に注力していると、そのことを忘れそうになってしまいます。

 

ふと、なんのために書いているんだろう。

こんなことして意味があるのだろうか。

 

そんな風に思ってしまうこともあります。

もうすぐ私の初めて書いた小説が出来上がります。

書き上げたときに、こういうことを伝えたかったんだ。

それがはっきり言えて、それをしっかり示せている作品に、まずは仕上がるといいな、そう思いました。

 

【これからやること】

1 納得のいくまで修正して書き上げる

小説家になるために一番大切なことは、「書き上げること」だと思います。

書かなければ何も始まらないのです。

そして次に大切なのは、小説家になるまで「書き続けること」ではないでしょうか。

 

何回も芥川賞にノミネートされていながら、なかなか受賞できない小説家に、響はこんなようなことを言っていました。

「10年やってダメなら、11年やればいいじゃない」

ほんと、そういうことなんだと思います。

 

「傑作が作れたと思っていないのに、それでやめていいの?」

そんなことも言っていました。

 

新人賞に投稿した一番最初の作品は、99%落選すると、ある小説の書き方本に書いてありました。

響みたいに投稿した初めての作品が、賞を受賞するなんて、そっちの方が稀なんです。

 

だから、まず普通の私ができることは、今書いている作品を精一杯書き尽くすこと

先にも進みたいから、期限は定めるけれど、その中で納得できるまで修正して、その時できるベストを尽くしたいと、改めて思いました。

 

2 見たもの感じたものを自分の言葉で表現する癖をつける

響を見ていると、読書量が半端ないんですよね。

片時も本を手放さず、月に20~30冊は必ず読んでいるんです。

 

良い文章を書ける人は、圧倒的に読書量が違うんだと思います。

生まれてから今に至るまで、良い文に触れる機会がとても多かったんだと思います。

 

私は、確かに本は好きでしたが、大人になってからはそんなに小説を読んでいません。

 

自分で何か、見たものを表現しようとしても、ありきたりな言い方になってしまって、流麗な言葉で何かを表現したりするのはむしろ苦手な方…。

めんどくさいと思ってしまうことすらあります。

 

読んだ作品についての感想、見聞きしたことへの感想を、もっと自分の言葉で表現するように意識する。

まずは、日常の生活の中から、自分が使う言葉や、人が使った素敵な言葉に、もっと注意を払っていきたいと思いました。

 

【終わりに】

才能がある響を見ていると、他の人が、全然大したことのない、ダメな人間のように思えてきてしまいます。なので、私も全然ダメな人間なんだろうなと思ってしまって、正直、この漫画を読んで、ちょっと心が沈んでしまうところがありました。

 

ですが、本来、人は全て違うのであって、誰がいいとか悪いとか、そういうのって、一切ないと思うんですよね。

みんな、それぞれいい所があって、それぞれが、それぞれの立場で、できることを精一杯やって、世界に何かしらの影響を与えているんです。

 

もし、自分に世間を騒がすような何かものすごい力がなかったとしても、だからといって自分が否定されるわけではないと思うんです。

 

私には、私の役割があるはずだ。

何になるにせよ、そう思い続けていくこと。

そう思って、自分にできる努力を続けて成長していくことが大事なんだと思います。

 

小説家になる方法。

その方法で確実なのはたった一つ。

小説家になるために、書き続けること。

 

小説家になっても、まだその先の新しい世界は広がります。

まずは、小説家になるために、その努力を辞めない。

小説家になるために、書き続けることを最低限の目標にして、第一作目を書き上げることに、今、一番、力を入れたいと思います。

 

そのことを再認識させてくれた漫画でした。続きも楽しみです。

また、漫画から与えられた影響について話していけたらいいなと思います。

 

今日もありがとうございました!