紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「規定枚数オーバーを乗り越え、処女作、ついに投稿!」小説執筆20~22週目 じぶん作家養成教室

おはようございます。紫月です。

投稿期限が迫っていたので、3週間、小説執筆記録をお休みして、小説の執筆に専念していました。

そのかいあって、ついに、処女作を書き上げ、先日、ポストに投函してきました!

 

封筒に宛名を書いている時が、一番ドキドキしましたね。

あぁ、こんなのを世に送り出してしまうのだという、心配と、不安と、期待とで…。

執筆終了追い込み時の3週間を振り返り、今後に繋げたいと思います。

 

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大好きなキティと共に校正用原稿と格闘してきました!

 

≪目次≫

 

【最後の3週間でやったこと】

投稿までの最後の3週間でやったのは、2回目の印刷をしたものの校正と、3回目の校正。

本当は、2回目の校正後に、投稿する予定だったのですが、その直前に枚数確認をしたら、なんと、原稿用紙換算で30ページ、オーバーしていることが判明…。

慌てて、どこをカットするのかを必死に考えて、投稿にこぎつけました。

 

【この3週間から見えた課題】

1 枚数確認は慎重に

どこかで調べた際に、40字×40行で書いて、それを4で割れば大丈夫、みたいなことが書いてあった気がして、ずっと、その設定で書いていました。枚数以内であることをその方法で逐一確認していたつもりだったのですが、最後に念のため、HPで公開されていた「原稿用紙カウンター」への入力と、ワードで入力していたものを、原稿用紙設定に変えてみたら…なんと、30ページもオーバーしていることが判明…。

 

1か月かけて、30ページ分、肉付けしてきたこともあったので、少々凹みました…。

ですが、正直その時点では、書いたものに納得がいかない部分があって、どうしたらもっと面白くなるのだろうと壁にぶつかっていたところがありました。

天の采配だと思って、枚数削除をする過程にかけることにしました。

 

枚数規定確認ミスは、結局、どうやって防げばいいのか、自分の中でははっきりしませんでした。

私の今のところの結論としては、

出来上がる単行本のイメージを掴むために、出版物の文字数と行数に合わせて書きつつ、ある程度書いたら、原稿用紙設定にして、枚数を確認する、

感じかなと。

 

はじめっから、原稿用紙設定で書いていれば、単純にその枚数を確認すればいいと思うのですが、やっぱり、本になったときのイメージを見ながら書きたいと思ったんです。

余白の量や、行換え、記号の使い方…。

そういうのを確認するには、出来上がりのページを見られた方が良いかと思いました。

 

私の原稿用紙換算の仕方は、あってるんですかね…

若干不安です。だって、「原稿用紙カウンター」と、ワードの原稿用紙設定の結果が微妙に違ったりしたんですよ。

 

まぁ、規定枚数ギリギリだと怪しくなりますけど、余裕があれば大丈夫ですよね。

規定枚数の確認ミスに気がついてから、2週間、修正にかかってしまいました。

投稿期限に余裕がない時、その時点でアウトになってしまいます。

規定枚数の確認、こまめにやった方が良いなぁと、この一件で強く感じました。

 

2 思い切ってカットした方が良いものになる

枚数規定がオーバーした時は、初め、もう終わりだ、どうしよう、これ以上カットできるところはない、とかなり凹んで、どこからどう手を付けていいのかわからなくなってしまいました。

 

でも、落ち着いて考えてみたら、私の場合、カットできるところは結構あったんです。

それを一掃したら、だいぶいい感じにまとまって、納得できるものに仕上がったという、奇跡が発生!笑

むしろ規定枚数オーバーで良かった!なんて、感謝すらしてしまいました。

 

元々、何だか全体的にくどい。

表現が冗長。

似たようなことが何回も書かれ過ぎている。

そう思っていたので、なるべくコンパクトに、同じ内容は書かないという観点で、初めのうちは表現を削る方法で、削除をしていきました。

 

ですが、その方法だと、ちまちまと削ることしかできず、とても30枚分も削ることができない…。

そう思って思いついたのは、序章の削除!

終章の前振りで書いている部分だったので、重なる部分も多かったんです。無駄なページ数の使い方をしていたと思ったので思い切ってカット!

そして、第一章の冒頭部を、代わりに序章にするよう修正

 

そうしたら、今まで、説明じみていて面白くなかった第一章が、一気に生き生きするようになったんです。ビックリしました。

 

そして、その他の部分も、細かい裏設定みたいだった部分を、どんどん削っていったら、何だかスッキリして、読みやすいものになりました。

 

色々設定を考えていると、それを全て読者に知ってほしいと思って、書きすぎてしまうんですよね。

知ってほしいのは事実で、凄く書きたいんですけど、細かい部分を踏み込み過ぎると、本筋がぼやけてくることがあるのだということが分かりました。

 

どこかの参考書でも学んだ気がします。全部、書き過ぎない。

ファッションも、メイクも、引き算が大事だと言いますけど、小説にもそれが当てはまるなと思いました。

 

「面白い小説を書く」ということが分からず、壁にぶち当たりましたが、冗長な部分をカットして書き直し!

これで解決することもあるのだなぁと、いい経験ができました。

 

【今週からやること】

1 毎日10分、写経する

何冊か、小説の書き方本を読んできましたが、それが共通して言っていたのは、「好きな作家の好きな作品を写経せよ!」とのこと。

運動部の部員が毎日している走り込みみたいに、小説を書く、基礎体力をつけるために、写経せよと、先輩作家の方々がおっしゃっていました。

 

私も、どうやったら素敵な表現が書けるようになるのだろうと思い、それにはやっぱり、先人の作品から学ぶことだ!ということを強く思い知ったので、写経、始めようと思います。

 

正直、今、これといって写経したい作品が浮かばないですし、どなたかがおススメしていた「コンビニ人間」(村田沙耶著)を写経用に購入していたので、やってみようと思っています。

 

2 次回作の構想を練るため、自分の好きな作品をブログで紹介する

そして、次回以降の書きたいものを見つけるために、何を書いたら自分が一番楽しめるのか、何を伝えるために自分は書きたいと思っているのかを、また少し時間を取って見つけようと思いました。

 

私が今まで読んできた小説や、漫画、アニメなどで好きな物語をブログで紹介し、どこがどう好きなのか、自分のフェチ的なものを分析して、それを踏まえて、自分が書きたい作品を考えていきたいと思っています。

 

自分の好き探しと、ブログによるアウトプットの練習です。一石二鳥の作業なので、楽しく気楽にやってみようと思います。

 

3 小説をコンスタントに読み、文章論、文学論を学ぶ

小説を書いていて思ったのは、自分には語彙力と表現力が足りないなということ。

そして、そもそも、実用書を含めた本は沢山読んできていた気がするけれども、ここ最近は、あまり小説は読んできていなかったという事実…。

加えて、小説の中身を、どんな表現をすると、素敵な感じになるのかという、分析的に読むことをしたことがないということ。

 

自分が小説を書くという意識を持って、作品を読むことがなかったので、漫然と読んできたものは、自分の血肉にあまりなっていないような気がしています。

 

漫然と読んでいようが、読まないよりはましなのでしょうけれども、今後は、もっと意識的に、この表現がスゴイとか、こういう比喩をするといいのか、とか、考えながら読む癖をつけようと思っています。

 

【終わりに】

2月に執筆を始めてから、ほぼ5か月。

文庫本1冊分の分量を書き上げることができました。

5か月と言うと結構長いような気もしますが、記録によると所要時間は160時間。

24時間で割れば、1週間くらい。

12時間で割れば、2週間くらい…。

あれ? 毎日半日割いたら、たったの2週間でできるの?

ちょっと複雑な気持ちになりました。

 

私ができたのは平均して毎日1時間半くらいの執筆。そんなペースだと、5か月くらいかかるようです。

時間感覚が分かり、それだけでもかなりの収穫だと思いました。

 

良く言われるのは、未完の傑作を生みだしている人が多すぎるという話。

どんな凡作でもいいから、まずは書き上げることが一番大事だと、これもよく先輩作家はおっしゃっていました。

 

まず、その第一関門を突破できた。

そのことについて、まずは、自分を褒めてあげたいです。よくやった!と。

 

そのうえで、今回学んだ反省点を次につなげるべく、次の作品作りに向けて、鍛錬と勉強を重ねていきたいと思っています。

 

それにしても、書くのは楽しかった…。

ムリなく、できるところで書いているから、そんなに負担もなく、気が楽でした。

だから、思う存分楽しめたんだと思います。

 

無理のない執筆のスケジュールを立てて、ちまちまと少しずつ書いていれば、そんなに大変ではないんですね!

そんな安心材料をゲットできたのも、実際に書き上げられたからだと思います。

 

でも、これが、締め切りはいつだとか、誰かが待っているとか、になると、またプレッシャーがかかってきて、大変になる気がします。早くデビューしたいですけれど、デビューしたら、もしかしたら今回ほどの楽しさは味わえないのかもしれないですね。笑

 

な~んて、そんなの違うかな。

誰か読んでくれる人がいると分かっているのなら、もちろん緊張はありますけど、ただ趣味でやっているのとは違う本気が出ますよね。その本気モードを楽しみたいですね。

 

やっぱり、趣味と、商業ベースの違いは、そういうところにもあるんだと思います。

商業ベースに乗ることで、作品の出来も、全然違うと思いますし。

まずは、日々楽しみながら、商業ベースに乗れるように、頑張ろうと思います。

 

今日もありがとうございました!