「視線の位置を意識してアレンジする」じぶんフラワーアレンジメント力向上教室【2021年6月の学び】
こんにちは。紫月です。
今月のアレンジのテーマは、
出来上がりの作品を置く位置を考えて、その視点を意識する!というもの。
例えば、高めの棚の上に置けば、下から見るような作品になり、下の方に置けば、上から見られる感じになります。
作品がどんな場所に置かれるのかを想定して、それにふさわしいような作品を自由に作る、そんなお題でした。
私は、花器をいつもより少し高い位置になるように、下にもう一つ花器を置いて、アレンジをしてみました。
目線と同じ高さのテーブルに置くのではなく、少し高い位置の棚に置くといったイメージです。
正直、どうしたらいいのか、ちっともわかりませんでしたが、流れるように下に降りてくる線を、先生のアドバイスで作ってみることにしました。
写真だと、あんまり伝わりませんね…笑
常々思っていたのですが、アレンジの方法が伝わるような写真の撮り方を、もっと研究する必要がありますね…。もっと引いて取ったらいいんでしょうか…。
いや、今回は高い位置にあると意識して作ったものなのだから、下から撮るべきだったんですかね…笑
オンシジウムで、左下に流れるように作ってみました。
自分じゃ思いつかなかった発想です。
またアレンジのバリエーションの引き出しが増えた気がして嬉しいです。
流れを作るときは、単純に、一つの束を流れるようにするのではなくて、全体がそうなるように、後ろに来る花の位置なども考えます。
一つの塊だけが、斜めになるようになると、不自然になるようです。
今回用いた花は、白い百合にピンクのカーネーション、紫色のトルコ桔梗に、緑色の少し変わったバラ、そして、初めて使った黄色のオンシジウムでした。
オンシジウムは、少しためがきくので、手で曲げると、今回のように横に流すことができるそうです。初出なので、いつもの『美しい花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ』(二宮孝嗣著 ナツメ社)で花言葉を調べてみます。
花言葉は、「可憐」「一緒に踊って」
空を舞う蝶々や、ドレスを広げて踊っている女性のように見える花姿から連想されているそうです。
英名は“Dancing lady orchid”
Orchidとは、蘭のことです。
まさに、踊っている女性という名前がついているんですね。
また、雀の群れが飛んでいるような様子にも見えることから、「雀蘭(スズメラン)」「群雀蘭(ムレスズメラン)」という別名もあるそうです。
女性に見えるのか、雀に見えるのか、文化の違いを感じますね。
恐らく、日本人の女性がスカートをはいてダンスするのは一般的ではないですよね。
だから、雀に見えるのが自然なのかもしれません。
前も、デルフィニュームの別名が「大飛燕草」ということを知りましたが、もしかしたら結構鳥になぞらえられている花は多いのかもしれないのではないか、と思いました。
この辞典にのっている別名というのは日本で呼ばれている花名のことだそうで、和名といわれるものと同じものだと考えられます。
日本人の文化、感性によって、聞き慣れた花の名前も違った印象を受けるので、これからは和名も同時に覚えていこうと思いました。
今日もありがとうございました!