紫月のじぶん教室

自分で自分を開発していく自己啓発のブログです。作家になることを目標に体験記を書いています。

「作品を書く前に何をした?」じぶん作家養成教室【執筆準備編】

こんにちは。紫月です。

一週間ぶりのブログになります。この間私は、初めての小説を書き始めるために準備をしてきました。そして、いよいよ実際に執筆という段階に入りました。

 

作品を書いていくうちに、もっと良い方法が見つかっていくのだと思いますが、今日は、色々な参考書を読んだ後、自分が処女作を書く前に何をしたのか、その内容を書こうと思います。自分の今後の創作や、これから書き始める他の方の参考になればと考えています。

 

≪目次≫

 

【1.自分の好きな物語と人物像の洗い出し】

この1週間でまず、自分がどんな物語が好きで、どんな人物に惹かれるのか、洗い出しをしました。以前参考書として紹介した『日曜ポルノ作家のすすめ』(わかつきひかる著 雷鳥社の「執筆フレームシート」と「キャラクターエッセンスシート」に記載するような形で、次のような作業をしました。

 

  1. 嫌いな作品のジャンルを上げることで、自分の好きなジャンルを見つける
  2. 自分の好きな舞台、時代、人物を書きだす
  3. 今まで現実や物語の中で出会った、好きな人物のどこが魅力的なのか、書きだす
  4. 理想の人物像を組み合わせて、自分が書きたい素敵な人物の特徴を書きだす

 

この作業をし、自分が書きたい物語の設定や、登場させたい人物を見つけました。今後、この自分の好きなものは変わってくると思いますが、一度きちんと自分の好きなものを考える時間をとったので、次の作品を書く際にも、この情報はベースとして使えそうです。

 

【2.自分が書きたい物語の洗い出し】

この次に、実際に、自分が書いてみたいストーリーやシチュエーションを書きだしました。

私は、一生のうちに書きたい壮大なストーリーの原案がいくつかあります。その長編小説から着手するのも1つだとは思うのですが、私はまだ何もお話を作り上げたことがありません。なので、先輩作家のアドバイスを参考に、短編の中で自分が書いてみたいお話を書いて、確実に書き上げる経験を通して、自分が書きたいことを書く力をつけたいと考えました。

 

そのために、まずは、初めて小説を書き始めるこの段階で書きたいお話を、一通り書きだし、一覧化してみました。

書きたい短編のお話を繋げていったら、一つの大きな話になりそうでした。1話1話は完結の短編ですが、それが積み重なって長編作品のようになりそうだったので、書きたい話の全体を見て、一つの長編になるようにしました。短編のタイトルを並び替えて、長編の目次のように、体系化しました。

 

これらが書ければひとまず、書きたいことを書ききったという目標は達することができるだろうと思いました。かなりの種類、ボリュームがあったので、いつ全部書き終えるのかは分かりません。ですが、これを書ききったら自分の好きなことをやったと、かなり満足できる気がしました。

 

すぐ書ける書きたいものを書いているうちに、書く力が自然についていくのだと思います。そして書き続けることで、人生で必ず書き遂げたいものを、どう書いていくかのアイディアも貯まり、より高尚な作品が書けるようになるのではないかと、短編を書き終えた先の世界もイメージすることができました。

 

【3.登場人物のプロフィールを考える】

その後、第1話に登場する人物のプロフィールを1人ずつ詳細に考えました

『日曜ポルノ作家のすすめ』(わかつきひかる著 雷鳥社にあった「キャラクター詳細シート」を基本に、キャラクターの性格や職業、服装、趣味や特技などを書きだしました。その他、自分の中の設定として覚えておきたい内容を記載したり、キャラクターのコンプレックスを追記したりしました。

 

漠然としていたキャラクターがそこに存在しているかのように、はっきりしたものになってきました。6人分のプロフィールを考えたので、少し大変でしたが、想像が具体化している感じがして、かなり楽しかったです。

 

【4.ハコガキを使ってプロットを作る】

登場人物の設定が固まったので、次に、『1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド』(奈良裕明著 雷鳥社で紹介されていたハコガキのつくり方を参考に、場所、時間、人物、出来事、セリフを書けるA4の四分の一のサイズの紙を用意し、各項目を埋めました

その際には、『「物語」のつくり方入門 7つのレッスン』(円山夢久著 雷鳥社で紹介されていた、ストーリーの流れが反映されるように、起承転結などを意識しながら、ストーリーの骨格であるプロットを考えました

 

【5.企画書を作る】

そして、『日曜ポルノ作家のすすめ』(わかつきひかる著 雷鳥社にあった企画書のフォーマットに落とし込むようにして、ストーリーの流れを決めました。

 

これまで、試験などで書いてきた小論文と同じように、小説も、構想が八割といった感じなのだ、ということを実感することができました。

初めに構成をしっかりと考えておけば、方向性が決まっているので、あとは筆に任せて書くだけという気持ちになり、とても気が楽になりました。

ここまでの準備は少し大変で、早く書き始めたいという思いが先行することもありました。ですが、先輩作家も、構想を練る時間の方が長いという話もあったので、じっくり構想を練ることを試してみました。

 

【6.執筆のルールの確認とWordの設定】

ストーリーの枠ができたので、もう書きだせる段階になったと思ったのですが、実際に、どこにどう原稿を書けばよいのかという問題にぶつかりました。

  • 原稿用紙で手書きで書く?
  • よく使っているWordのソフトで書く?
  • Wordはどんな設定にしたらいい?
  • 原稿用紙の使い方のように書き方のルールはあるの?

などと具体的な疑問が出てきました。

 

このような細かいことは、これまでの参考書には載っていなかったので、ネットで「小説 原稿用紙 書き方」「小説 Word」と検索しました。

ざっと見た結果、私は、まずはWordのソフトを使い、30字×40行になるように設定して、12ポイントの大きさで縦書きに原稿を作ってみることにしました。

 

【終わりに】

長くなってしまいましたが、約1週間かけて、ここまで準備を進めることができました。明日からいよいよ執筆開始です。さあ、どんな感じになるのか全く読めませんが、未知の世界を楽しんでいきたいと思います。

 

ここまで振り返って、色々な参考書を読んでいてよかったと思いました。それぞれの良いと思った点を、自分なりにアレンジすることができたのは、色々読んだお陰です。これからもっと自分に合うように、カスタマイズしていけたらと考えています。

今日紹介した参考書は、下記の過去ブログに詳細を書いていますので、良ければご覧ください。

 

そして今後は、執筆と並行しながら、私が好きな物語を思い出す作業もブログを書く中で一緒に進め、自分の好きな作品を書く下地を見つけていけたらいいなと思います。

 

shizuki2033.hatenablog.com

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